2026/01/18 20:57
2.4 200年という圧倒的なデータ規模
本データベースの最も顕著な特徴は、1866年から2065年までの200年間を完全カバーしている点です。この時間的スケールは、市販の暦や占術書と比較して圧倒的に広範です。
市販の九星暦は、通常10年分程度の収録が標準です。過去と未来を合わせても、せいぜい30年分程度です。万年暦についても、50年分や100年分の製品はありますが、200年分を単一の資料で提供しているものはほとんど存在しません。
表2-11:本データベースと市販資料の収録期間比較
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資料種類 |
一般的な収録期間 |
データ量(概算) |
本データベース |
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九星暦(書籍) |
10年分 |
約3,650日 |
200年分・73,049日 |
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万年暦(書籍) |
50〜100年分 |
18,000〜36,000日 |
200年分・73,049日 |
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占術ソフト |
100年分程度 |
約36,000日 |
200年分・73,049日 |
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Web暦サービス |
10〜30年分 |
3,650〜10,950日 |
200年分・73,049日 |
この200年という期間設定には、明確な理由があります。
過去150年(1866-2024年)は、日本の近現代史をほぼ完全にカバーします。明治維新(1868年)以降の歴史的事象や、歴史上の人物の生年月日を検証する際に、この期間のデータが必要となります。四柱推命で歴史上の人物を研究する場合、幕末の志士から現代の著名人まで、すべての命式作成が可能です。
未来40年(2024-2065年)は、現代に生きる人々のライフプランニングに十分な期間です。2024年に生まれた子供が40歳になる2064年まで、その人生の主要局面すべてをカバーできます。結婚、出産、就職、起業、引っ越しといった人生の重要イベントを、九星や干支を参照しながら計画することが可能です。
さらに重要なのは、876,588個の時間干支データという、他に類を見ない情報量です。73,049日×12時間帯=876,588個の干支情報を持つデータベースは、世界的に見ても極めて稀です。四柱推命の実務家や研究者にとって、この規模のデータセットが手元にあることは、計り知れない価値を持ちます。
表2-12:データ規模の比較(時間干支を含む場合)
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収録期間 |
日数 |
時間干支データ数 |
データ規模 |
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10年分 |
約3,650日 |
約43,800個 |
小規模 |
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50年分 |
約18,250日 |
約219,000個 |
中規模 |
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100年分 |
約36,500日 |
約438,000個 |
大規模 |
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本データベース |
73,049日 |
876,588個 |
超大規模 |
この表が示すように、本データベースは時間干支まで含めた場合、市販の100年分万年暦の約2倍のデータ量を持ちます。しかもデジタルデータとして提供されるため、検索・抽出・分析が瞬時に行えます。
2.5 デジタルデータ形式による利便性
本データベースのもう一つの重要な特徴は、Excel/CSV形式で提供されることです。この形式選択には、利便性と汎用性の両面で大きな意味があります。
従来の九星暦や万年暦は、すべて書籍形式で提供されてきました。書籍には「ページをめくって目視で確認する」という物理的な制約があります。特定の日付を探す場合、目次や索引を頼りにページを探し、該当箇所を目で追って情報を見つける必要があります。この作業は、1日や2日を調べる程度であれば問題ありませんが、数十日分や数ヶ月分を調べる場合には、膨大な時間を要します。
しかし本データベースは、Excel やテキストエディタで開くことができます。Excelの検索機能(Ctrl+F)を使えば、特定の日付や干支を瞬時に見つけられます。フィルタ機能を使えば、「2024年で九星が一白水星の日だけを抽出」といった条件検索が可能です。並び替え機能を使えば、干支順や九星順にデータを整理できます。
表2-13:書籍形式とデジタル形式の比較
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作業内容 |
書籍形式 |
本データベース(Excel/CSV) |
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特定日付の検索 |
索引→ページめくり→目視確認 |
Ctrl+F→瞬時に表示 |
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複数日付の確認 |
1件ずつページめくり |
フィルタで一括抽出 |
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条件検索(例:特定の九星の日) |
全ページ目視チェック |
フィルタで瞬時に抽出 |
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データの並び替え |
不可能 |
任意の列で並び替え可 |
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コピー・引用 |
手入力が必要 |
コピー&ペースト |
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他ソフトとの連携 |
不可能 |
CSV読み込みで連携可 |
特に重要なのは、他のソフトウェアとの連携が容易である点です。CSV形式は、ほぼすべてのプログラミング言語やデータ分析ツールで読み込むことができます。Pythonでデータ分析を行う場合、pandasライブラリで簡単に読み込めます。統計解析ソフトRでも、read.csv関数で読み込めます。データベースソフトウェア(MySQL、PostgreSQLなど)にインポートすることも可能です。
この汎用性により、本データベースは単なる「参照用の暦」を超えて、研究・開発・分析のための基盤データとして機能します。九星や干支に関する新たな研究を行う際、本データベースを起点として、自由にデータ加工や分析が行えます。
表2-14:本データベースの活用場面と利点
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活用場面 |
作業内容 |
デジタル形式の利点 |
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日常的な参照 |
今日・明日の九星や干支を確認 |
Excel開いて日付検索→即座に確認 |
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鑑定業務 |
クライアントの命式作成 |
生年月日で検索→時柱まで即取得 |
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日取り選定 |
最適な日を複数候補から選択 |
フィルタ・並び替えで候補抽出 |
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過去検証 |
歴史的事象の九星・干支を調査 |
年代範囲で絞り込み→一覧表示 |
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統計研究 |
大量データの傾向分析 |
CSV読み込み→Python/R で分析 |
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ソフト開発 |
アプリに暦機能を組み込み |
CSV読み込みライブラリで実装 |
本データベースは、どのような目的にも対応できる柔軟性を持っています。九星気学の実践者、四柱推命の鑑定師、風水コンサルタント、歴史研究者、ソフトウェア開発者—それぞれが自分の目的に応じて、自由にデータを活用できます。これこそが、特定の流派や用途に限定されない、真に汎用的なデータベースの姿です。
